キミと見た景色をもう一度
あれ・・・?
視界が霞んできた・・・。
いつもならまだ眠くなるような時間じゃないのに。
呼吸もしづらい。
「憂?眠いの??」
「わかんない・・・はぁ・・・はぁ・・・」
私と拓人しかいない部屋に北風が入り込むような音がする。
「ヒュー・・・ヒュー・・・・」
あぁ、これ、私の喉からなってるんだ・・・。
呼吸をするたびに鳴り響く。
拓人もそれをいけないと思ったのだろう、私を背中に乗せて外に飛び出した。