キミと見た景色をもう一度
「いただきます」
両手を合わせて、小さく呟く。
一口口の中に入れると、ふわふわな生地と蜂蜜の甘さが口の中に広がった。
先生・・・腕上げたなぁ・・・。
そんなことを思いながらもくもくとパンケーキを食べた。
「ごちそうさまでした」
「はい。今日もありがとう」
「いえ。あ、まだ時間あるんで自分で洗います」
「そう。じゃあ、私は皆を起こしてこようかね」
そういうと先ほどまで私が寝ていた部屋に入っていった。
私はそれを見届けると空になった皿を持ち台所へと向かった。