蒼夏の刹那
「藍花」
「なぎくん……?」
「再び誓うよ、君に」
オレは藍花をまっすぐ見据える。
「オレのすべてをかけて、君を幸せにする。蒼の想いも、藍花も――必ず守るから」
これが嘘にならないように、蒼のいなくなったこの世界、蒼と過ごしたこの場所で、再度誓う。
君に伝えられないあの言葉の代わりに、オレはこの言葉を繰り返す。
藍花が肩を震わせる。
まだまだ蒼には追いつけないけど――絶対、追いついてみせるから。
だから。
だから、その時は君に想いを伝えたい。
「なぎくん……?」
「再び誓うよ、君に」
オレは藍花をまっすぐ見据える。
「オレのすべてをかけて、君を幸せにする。蒼の想いも、藍花も――必ず守るから」
これが嘘にならないように、蒼のいなくなったこの世界、蒼と過ごしたこの場所で、再度誓う。
君に伝えられないあの言葉の代わりに、オレはこの言葉を繰り返す。
藍花が肩を震わせる。
まだまだ蒼には追いつけないけど――絶対、追いついてみせるから。
だから。
だから、その時は君に想いを伝えたい。