彼女
それからオレ達は日常あったどうでもいいような話…例えば…クラスのヤツが女にフラれた事とか…彼女が買い物していて見かけたヘンな客の事とか…そんな話で盛り上がった。
でも、そう長話もできない。
彼女には家庭があるから。
今度会える日を楽しみに携帯を切った。
彼女に会ったのは6月だ。今はもう7月。
まだ梅雨明けしてない、そして今夜はすごく蒸し暑い。
窓を開けて寝たい気分になった。
窓を開け空を見上げてみる。
曇っているらしく星ひとつ見えない。
どんよりとして暑い訳だ。
彼女もこの蒸し暑い夜を過ごしているんだな…なんて考えていた。
今度の土曜日は晴れてほしい。
彼女がキレイだと言っていた夜景を二人で見たいから。
そしてオレは窓を5センチくらい開けてからベッドに飛び込んだ。