彼女
「大切な息子さんなのにこんな事している私は悪い女だね。
お母さんに恨まれそう…。」
「そんな事言ったらオレもあっこちゃんのダンナさんに恨まれるかも…。」
「いいの!
家のダンナの事は!むこうだって同じ事したんだし!
いいの!
……やめよう!私から言い出した事だけど、こんな話やめよう!」
そう言うと彼女はキスしながらオレをベッドへ押し倒した。
オレ達はこの間来たラブホにいた。
二人きりで誰にも邪魔されずに会うとしたらやっぱりこういうトコで会うことになっちゃうんだろうな。
でもオレはそれでいい。
彼女の柔らかい肌に触れていたいから。