彼女
母さんは怪訝な顔をしていた。
「オレ勉強しなきゃだから部屋行くよ。」
一刻も早くその場から立ち去りたかった。
お袋はあきらめたのか?
「そう。おやつ……アイスあるけどいらない?」
なんて話を変えてきた。
「いらない。」
少々心が痛んだけれど…問い詰めが終わった?らしい所で居間を後にした。
だけど、なんで図星的な事言ってきたんだろう。
本当に見たのならあそこで引き下がる訳が無いし。
何だか訳わからんな。
変な汗かいた。
オレはじっとり汗ばんだ手のひらをGパンにこすりつけた。
それにしても暑い……アイスくらい奪ってくれば良かったか?
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