彼女




「うそ…でしょ?」

彼女は少し驚いているようだった。



「本当だよ。」




「そう…なんだ…。…よかった…。」




意外にテンション低い彼女が少しばかり気になった。



その時、なぜか《青山雅美》が頭をよぎった。

自分でもよくわからないけれど…。




「あっこちゃん、ホントによかったって思ってる?」




「なーに言ってんの。当たり前じゃない!」



オレの勘違い?いつもの彼女だ。
顔が見えないと、全くわからない。
未熟モノのオレじゃ顔見てもわからない?かもしれないけれど。




「いいよ!タンタン。これから一緒に虹見よ!!」




「え!いいの?」





「いいよ!」



昨日も会ったばかりなのに。

オレはサイコーって思ってた。



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