彼女


「知りたいです!教えて下さいよぉ。」


彼女は少し黙っていた…が、


「うーん、達也くんと一緒にいると多分親子に見えるかもね。
それ位の歳かな…。」





「え~★オレのお袋は46ですよ!
そんなにいってないでしょ!」



「あ、そうなの?
う…ん…そこまでいってないね…。
まぁ今の私は三十代に必死でしがみついているって所…かな?」



は、はい?


「……さんじゅう…きゅー歳?」


「ハイ!」
彼女が大きくうなずく。





「え~~~~☆☆
ぜんっっぜん見えないっすよ。」

オレは素っ頓狂な声をあげた。




「はははっ♪驚いちゃうよねぇ。」



ホントに全然そんな歳には見えない。
小柄で…目がクリッと大きくて顔が小さくて童顔だからなのか…
シワだって…まぁよく見れば少しばかりあるけど…
とにかく!!若く見える!




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