翼~開け放たれたドア~
~空夜 side~
ベッドで眠る春輝の寝顔を見つめる。
いつもより穏やかな顔をしている春輝は、年相応の…、いや、それよりも幼く見える。
そのあどけなさに、俺は少しだけ微笑んだ。
あのあと、龍也さんは仕事があるからってって職員室に行っちまったし、雷さんも会議あるからと飛び出していったし。
理事長室(ここ)のベッドルームに春輝を寝かしてすぐに、
「おい、相澤空夜!春輝のこと頼んだぞ!!」
そんな捨て台詞のような言葉を残して。
んで、他の奴らは倉庫に行かせて、俺1人で春輝をみている。
なんで1人で、と言われればそれは…。
「……ふっ、かわいいな」
俺の右手には、春輝の左手がしっかり。
雷さんに運ばれたあと、ベッドに乗せた俺の手に熱を感じ見れば、春輝の手が握られていた。
それをみて、胸になんか熱いもんがこみ上げてきて、一人占めしたいと思った。
だから1人でいる。
ベッドで眠る春輝の寝顔を見つめる。
いつもより穏やかな顔をしている春輝は、年相応の…、いや、それよりも幼く見える。
そのあどけなさに、俺は少しだけ微笑んだ。
あのあと、龍也さんは仕事があるからってって職員室に行っちまったし、雷さんも会議あるからと飛び出していったし。
理事長室(ここ)のベッドルームに春輝を寝かしてすぐに、
「おい、相澤空夜!春輝のこと頼んだぞ!!」
そんな捨て台詞のような言葉を残して。
んで、他の奴らは倉庫に行かせて、俺1人で春輝をみている。
なんで1人で、と言われればそれは…。
「……ふっ、かわいいな」
俺の右手には、春輝の左手がしっかり。
雷さんに運ばれたあと、ベッドに乗せた俺の手に熱を感じ見れば、春輝の手が握られていた。
それをみて、胸になんか熱いもんがこみ上げてきて、一人占めしたいと思った。
だから1人でいる。