翼~開け放たれたドア~
…あ、そういえば
「空夜、今日行くとこあるから倉庫行かない」
「…行くとこ?」
訝しげな空夜に頷いた。
ほぼ毎日放課後は倉庫に行ってたけど、でも、今日は──。
空夜をジーッと見る。
空夜は何かを感じ取ったとか、私に笑いかけると、
「…分かった。気をつけろ」
「ん」
頭を撫でてくれた。
空夜は、私が好きだと言ったからか、頭をよく撫でてくれる。
それになんだか心が温かくなるんだ。
私は空を見上げた。
今日は快晴。
手を伸ばせば届きそうで届かない、大きな透き通る青。
冬の透明な空は…すごく綺麗だった。
「空夜、今日行くとこあるから倉庫行かない」
「…行くとこ?」
訝しげな空夜に頷いた。
ほぼ毎日放課後は倉庫に行ってたけど、でも、今日は──。
空夜をジーッと見る。
空夜は何かを感じ取ったとか、私に笑いかけると、
「…分かった。気をつけろ」
「ん」
頭を撫でてくれた。
空夜は、私が好きだと言ったからか、頭をよく撫でてくれる。
それになんだか心が温かくなるんだ。
私は空を見上げた。
今日は快晴。
手を伸ばせば届きそうで届かない、大きな透き通る青。
冬の透明な空は…すごく綺麗だった。