翼~開け放たれたドア~
「……龍也は品川直似だよな」
思わずこぼれた呟きに、龍也から氷の微笑をもらったから全力で首を横に振っといた。
紫のメガネの奥に光る瞳が恐ろしいです。龍也さん。
できたら、その微笑みをやめていただきたい。ホントに。
そんな俺の心の叫びなんて知るはずもないはずの龍也は、俺にその微笑みを向けたまんま。
いつもなら冷たい視線を向けるだけなのに。
こいつ、実はエスパーなんじゃねぇの?
そんな根拠もないことを、頭のなかで考えていた。
その間も、本田飛鳥は松本蓮に追いかけられ、それに久保秋人が巻き沿いをくらい…。
直がクスクス笑いながら言うことに、相澤空夜が不機嫌そうにしていたのは、言うまでもねぇと思う。
ホントにこいつらと赤城組に乗り込んでも大丈夫か?
だけどまぁ、楽しそうだからいっか。
「♪」
ワクワクしている俺に龍也が呆れたため息をついたのには、気づかないふりをしようと思う。
~雷side end~
思わずこぼれた呟きに、龍也から氷の微笑をもらったから全力で首を横に振っといた。
紫のメガネの奥に光る瞳が恐ろしいです。龍也さん。
できたら、その微笑みをやめていただきたい。ホントに。
そんな俺の心の叫びなんて知るはずもないはずの龍也は、俺にその微笑みを向けたまんま。
いつもなら冷たい視線を向けるだけなのに。
こいつ、実はエスパーなんじゃねぇの?
そんな根拠もないことを、頭のなかで考えていた。
その間も、本田飛鳥は松本蓮に追いかけられ、それに久保秋人が巻き沿いをくらい…。
直がクスクス笑いながら言うことに、相澤空夜が不機嫌そうにしていたのは、言うまでもねぇと思う。
ホントにこいつらと赤城組に乗り込んでも大丈夫か?
だけどまぁ、楽しそうだからいっか。
「♪」
ワクワクしている俺に龍也が呆れたため息をついたのには、気づかないふりをしようと思う。
~雷side end~