翼~開け放たれたドア~
マジでやべえから止めてくれ…。

俺はため息をついた。

緑頭たちのほうを向き、頭を軽く下げる。

「春輝のことは助かった。悪かったな」

「いや、大丈夫だ。
ん?てか春輝…あ、wingのことか。
俺たちはwingのためならいつでも動くからな!
なんかあったら呼んでくれ。
あ、でも王覇はNo.1だからな、必要ないか!」

ニカッと笑う男に首を振った。

「ん?」と首を傾げた男に、緑華の幹部2人が近づいた。

「ゆーいとーっ!バカでしょ!
王覇は強いんだよ!!」

「俺らが行かなくても強い」

「だよなー。
ま、無事にこいつ送り届けたしいっかー!」

3人は春輝を見て目を丸くした、と思ったら苦笑した。

不思議に思って春輝を見ると──
< 351 / 535 >

この作品をシェア

pagetop