翼~開け放たれたドア~
「春輝!」
「春輝さん!」
龍也さんと雷さんの呼びかけにも反応しない。
…いや、違う。
2人だということを分かっていないような…そんな感じだ。
春輝はフラリとベッドから抜け出すと、俺ら…ドアに向かって歩きだす。
それを龍也さんが止めに入ろうとした、が。
──ドゴッ!
「ぐっ…」
春輝の蹴りが、龍也さんの脇腹に入る。
俺は驚いた。
龍也さんに蹴りを入れたのもそうだが、蹴りの体制のときの型がしっかりしてるし、力があった。
まるで、喧嘩慣れしてるみてぇだ。
「春輝さん!」
龍也さんと雷さんの呼びかけにも反応しない。
…いや、違う。
2人だということを分かっていないような…そんな感じだ。
春輝はフラリとベッドから抜け出すと、俺ら…ドアに向かって歩きだす。
それを龍也さんが止めに入ろうとした、が。
──ドゴッ!
「ぐっ…」
春輝の蹴りが、龍也さんの脇腹に入る。
俺は驚いた。
龍也さんに蹴りを入れたのもそうだが、蹴りの体制のときの型がしっかりしてるし、力があった。
まるで、喧嘩慣れしてるみてぇだ。