甘えん坊彼氏と甘々生活♡


「やめて。もう、良いから。もう………………」



それから俺は玲奈に何の言葉もかけられなかった。


観覧車を降りてすぐ、玲奈は遠くへ走って行ってしまった。


呼び止めようとも思った。


追いかけようとも思った。


全速力で走れば、玲奈になんて簡単に追いつけたはずだ。


でも俺は行かなかった。


というより行けなかった。




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