甘えん坊彼氏と甘々生活♡
「おい、早く捜さねーとやばくねーか?遠くに行かれたら見つかんねーぞ?」
「夢徠も捜しなさいよ!」
絢と春樹は、その場に立ち尽くす俺を置いて走って行ってしまった。
その姿が、さっきの玲奈に重なる。
その瞬間、あの日と同じ、土砂降りの雨が降り出してきた。
本当、何してんだよ俺…………
心当たりがあるのは、あそこしかない。
方向音痴の玲奈がたどり着いているかはわかんないけど。
俺はまっすぐそこへ向かう。