甘えん坊彼氏と甘々生活♡
そして、校門に来た頃。
「それじゃ、俺らこっちだから。」
ん、デートか?
俺らは、家もそれなりに近い。
ちなみに、俺の家と玲奈の家は隣。
だから、いつも一緒に帰ってんだけど……………
今日は家とは反対の方向。
「2人ともまたデート?」
そう、また。
こいつら、結構デートに行くからな。
「うん、ねー?春樹。」
「あぁ、そうゆうこと。」
「あ、でも、玲奈も夢徠、今日も“お家デート”でしょ?」
やけに、“お家デート”を強調して言ってくる絢。
俺は別にそれでいいんだけど。
「で、で、デートなんかじゃっ!!」
絢の言葉を聞いて、突然慌てだす、玲奈。
何だよ、そんな慌てなくても。
いつものことなんだからさ?
「まあ、お2人さんも楽しんで?じゃあねー?」
手を振って、腕を絡ませた2人は行ってしまった。