甘えん坊彼氏と甘々生活♡
「じゃ、帰ろ?」
そう言って俺は玲奈に手を伸ばす。
「う、うん。」
顔を真っ赤に染めて下を向く玲奈。
「可愛いっ。」
「え?」
「いや…………。」
つい言葉に出てしまった。
手を繋ぐ。
だからと言って、付き合っている訳じゃない。
これは小さい頃からの習慣。
2人で歩くときはいつも手をつなぐ。
だから、俺らにとっては、そんな特別なことじゃない。
ただ、俺にとっては玲奈に触れられることは幸せだけど。
こうやって、いちいち可愛い反応をしてくれるから。