甘えん坊彼氏と甘々生活♡
仕方なく、眠りかけていた夢徠を揺すって起こす。
「夢徠!夢徠たら、起きてよー。ベッド行くからっ」
「んー」
もう、起きてったら。
起きてくれないと運べないよ。
「ほら、夢徠ーっ」
「ん、れーなしゃん」
「部屋行くよー?」
まだ寝ぼけていそうな夢徠を立ち上がらせて、肩を組んで私が支える。
目の前に居るはずのみんなは、結局誰も助けてはくれなかった。
運ぶのくらいは手伝ってくれてもいいのにっ。