甘えん坊彼氏と甘々生活♡
「それでも……やだぁ」
『もう、玲奈はわがままなんだから……夢徠に泣き顔見られちゃうわよ?』
「いや……っ!」
「玲奈ー?」
タイミングよく、私の部屋のドアをノックする音と夢徠の私を呼ぶ声。
入ってきたら、見られちゃうっ。
「ごめん、絢っ、夢徠来たから切るね!」
絢からの返事も聞かずに、通話を切る。
服の裾でこぼれる涙を拭いた。
「はーい」
ガチャっとドアを開けると、目の前に夢徠が立っていた。