純愛〜彼と私の物語〜

そんなこんなを考えているウチに

「はい。では今日はこの辺で」
健太郎が終了を告げた。

「あっ、ありがとうございました。次はいつ来ればいいですか？」

「うーん、そうですね。週1くらいの間隔で来て頂くといいかな」

「分かりました！じゃぁ、火曜日でいいですか？私、火曜日は部活が休みなんで。この足でも、一応部活は見学してチームメイトにアドバイスしているから...」

一瞬考えてから、
「分かりました。じゃぁ、火曜日に」
と健太郎は言って予約表に記入した。

茉莉愛が帰ったのを確認してから、健太郎は院長に、
「毎週、火曜日は木下さんの治療になりますが、よろしいでしょうか？」
と尋ねた。

「火曜日は、この治療院は定休日だろうが。沼田も休みじゃないか」

「はい...。ですが、木下さんは火曜日しか空いていないようなので...。僕なら、大丈夫です。木下さんの時間だけ、治療院を空けてもいいですか？」

「ウチは構わないが...」

「ありがとうございます」
良かった...これで茉莉愛さんの治療をしてあげることが出来る...。僕は休日返上かぁ...まぁ、いいかっ！