純愛〜彼と私の物語〜
茉莉愛はいつもバイトが終わって、自宅までの帰り道にグローバル治療院を通る。
今夜もまた、いつもの様にグローバル治療院を通り過ぎる時に、チラッと見るとやはり<終了>の札が入り口に吊るしてあった...

...健太郎先生、元気かなぁ?...なんか、散々相談にのってもらったのに、今更どんな顔して会ったらいいのか...

茉莉愛は、忙しくて治療に通えないことを健太郎が誤解していなければ...と、願っていた...

しかし、対する健太郎は...茉莉愛さんにはきっと、素敵な彼が出来て充実した毎日を、送っているのだろう...僕のような年上のおじさんは、黙って静かにそっと見守っていよう...

2人の気持ちは月日の流れと共に離れていっていた...
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