純愛〜彼と私の物語〜
2月



バレンタイン間近...

里奈からメールがきた
<今夜、ご飯行かない?>

茉莉愛は里奈と渋谷のお好み焼き屋さんで、もんじゃを食べながら話し込んでいた。

「今年のバレンタイン、里奈は彼氏にあげるんでしょ?」

「まぁね。」
里奈は高校を卒業して大学に進学し、そこで出会った男性と付き合っていた。

「茉莉愛は?」

「私?特にあげる人いないしね。」

「あんまり、忙しくって彼氏も出来ないってヤツですかね?」

「うん。サッパリよ」

「あっ!いるじゃん!」

「何が?」

「バレンタインの相手よ!」

「えっ?」

「整体師の先生にあげないの?」
里奈に痛いとこをツカレた。

「う、う...ん...」

「何?何?どした?」

「それが...」



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