純愛〜彼と私の物語〜
…なんで?なんでそんな事言うの?
…そうなって欲しいの?
…分からない…健太郎先生の気持ちが分からない…
そのあとの施術中、茉莉愛は黙ったままだった…
「はい、じゃあ、今日はこの辺で…」
「…あ、ありがとうございました…」
荷物を置くところには、丁寧にラッピングされたバレンタインのチョコとブラウニーが入った箱があったが、茉莉愛は手渡しすることなく、持ち帰った…
…健太郎先生に嫌われたのかなぁ…
それとも…彼女がいるのかなぁ…
いるよねぇ…
もー!!!私のバカバカバカ!!!!!
健太郎先生のことは、もう忘れよう…