純愛〜彼と私の物語〜
あれから……1年……
「茉莉愛ー!今日の飲み会行くでしょ?」
看護学校で仲良くなった友達の紗英が休み時間に聞いてきた。
「うん!行くよー」
茉莉愛は健太郎を忘れようと今までは行くこともなかった飲み会にも行くようになっていた。
「茉莉愛ちゃん、初めまして!」
紗英の友達が飲み会に参加して、知らない男性も混ざっての飲み会となった。
…私…こういうの嫌いなのに…
…健太郎先生を忘れようと必死だな…私…
「ねえ!茉莉愛ちゃん、もっと飲もうよー!」
「あ、うん。」
「茉莉愛ちゃんて彼氏いるの?」
「いないよー」
「じゃあ、俺、立候補するー!」
「えっ…」
「いいじゃん!俺と付き合おうよー」
…マジでこういう軽いオトコ嫌い…
本当はこういう場も苦手だし…
なんだか自分を偽ってるなぁ…私…