純愛〜彼と私の物語〜
健太郎は照れくさそうに、
「いえ、良かったです」
と言葉少なく言った。

健太郎は、整体師としても一流で誠実だが、かなりシャイな青年だった。

「あの、またお願いしてもいいですか?」
対する茉莉愛は積極的な女子高生だった。

健太郎は治療を終えて勤め先の医院に帰る途中、茉莉愛のことを思い出していた。
...随分、積極的な女の子だったけど...若い女の子と話せたの、久々だったなぁ...あっ、名前、何て言ってたかなぁ?確かあの娘のお母さんが茉莉愛って呼んでいたっけ?また治療の依頼来るかなぁ?...
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