純愛〜彼と私の物語〜
再会





茉莉愛は健太郎に誤解されたまま、看護学校を卒業し、看護師となった。





一方で健太郎は独立しようと必死で今まで以上に仕事にうちこんでいた。





お互い、誤解をしたまま…





「茉莉愛、お疲れさまー!」

「お疲れさまです!」
茉莉愛は今日も仕事が終わったのは夜の9時を過ぎていた。

自宅までの帰り道、グローバル治療院の前を通りすぎる時に、治療院に健太郎がいるか、チラッと見ながら通って行くのが茉莉愛の日課になっていた。

「今日も電気が消えて<終了>の札が吊るしてあるなぁ…」
茉莉愛が通り過ぎた時、茉莉愛の身体に異変が起こった…

「うぅぅぅっっっ!!!!!」
その場に立ちすくんでしまった…
「いっ!痛い!!!」
…何?この腰の痛みは…

茉莉愛は日頃の立ち仕事の疲れが溜まり、ぎっくり腰を起こした。

…ど、どうしよう…動けない…

茉莉愛は何とかバッグから携帯電話を取り出そうとしていた。

…だ、ダメだ…手が伸ばせない…

立ちすくんで、地面に崩れ落ちそうになった時…

通りかかった人が抱き起こしてくれた…

「大丈夫ですか?茉莉愛さん!!!」

「えっ?…健太郎先生…」

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