純愛〜彼と私の物語〜
健太郎先生は寂しくないかぁ...

茉莉愛は自宅に帰って、布団の中でなかなか眠れずに、考えていた。

私は...絶対にさみしい...
だから、教授の目を盗んでメールしたいなぁ...
1週間かぁ...
長いなぁ...
でも、健太郎先生は私のことを必要としてない、ってこと...だよね...

分かってる...
分かってた...

だけど、そう言われちゃうと余計に切ない...

はぁ...
結局、片思い...かぁ...







出張当日




朝、駅で健太郎に<行ってきます>のメールをした茉莉愛。

新幹線に乗り込んだ。

健太郎先生...行ってくるね...


茉莉愛を乗せた新幹線は、京都へ向かって発車した。


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