純愛〜彼と私の物語〜

茉莉愛さん、もう出発した時間だなぁ...

健太郎は茉莉愛の事が頭によぎったが、仕事に打ち込もうとしていた。


午前中の仕事が終わり、お昼にいつもの立ち食いそば屋に来たが...

あれ ?
今日は、珍しく食欲ないなぁ...
まぁ、いいや。
お腹が空いたら、パンでも食べるか!


健太郎はコンビニでパンを買ってお昼ご飯は食べずに午後の仕事に入った。

夜の21時。
いつもどおり、1日の仕事が終わった健太郎。

携帯をチェックするも、いつものような<先生!お疲れ様!>の茉莉愛のメールは無かった...

京都の学会、大変なのかなぁ?

夕食もいつもの喫茶店に入ったが、コーヒーだけにした。

今日はお腹の調子、悪いんかなぁ?

寝酒の缶ビールを買って自宅のワンルームマンションに帰った。


翌朝。

今朝もモーニングメールは無い...

茉莉愛さん...どうしてるかなぁ?
いつも、メールで起こしてくれるから、なんだか調子狂っちゃうなぁ...

こんなに、携帯を気にしたのも初めてかも...

そして、今日も食欲ナシ...


僕は一体どうしたんだ?
どうしたいんだろう?

自分でもサッパリわからない...

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