【短】私だけに優しくしてほしいの。
「うん!わかった。俺明日から変わるよ!」
そういって嬉しそうに出て行った、かなた。
パタンと虚しく閉まるドアを見つめる。
あーあ…………
私何やってるんだろう。
胸が急に苦しくなって、
締め付けられる思いか、
ピンク色の心が
スカスカの灰色になっちゃった虚しさからか、
頬に暖かいものがつたう。
それはふいてもふいても溢れ出てきて
止まる事を知らない。
私こんなにも好きだったのか……
今になって思い知らせれる。