【短】私だけに優しくしてほしいの。


「うん!わかった。俺明日から変わるよ!」



そういって嬉しそうに出て行った、かなた。





パタンと虚しく閉まるドアを見つめる。



あーあ…………

私何やってるんだろう。

胸が急に苦しくなって、
締め付けられる思いか、

ピンク色の心が
スカスカの灰色になっちゃった虚しさからか、



頬に暖かいものがつたう。
それはふいてもふいても溢れ出てきて




止まる事を知らない。


私こんなにも好きだったのか……

今になって思い知らせれる。





< 9 / 37 >

この作品をシェア

pagetop