年下はキライですか?【完】
その瞬間。
俺はこのクソイケメンを殴っていた。
トイレにコダマする周りの人たちの叫び声。
クソイケメンはきたねぇトイレの床に倒れこんだ。
「っ…なにすんだよ!?」
「オマエのそのチ○コ、切ってやろうか?そーすりゃもう遊べなくなるよなぁ!?」
「はぁ!?何ブチ切れちゃってるわけ!?あんた梨花の彼氏だろ!?関係ねーじゃん!」
「…関係あんだよっ」
再びクソイケメンの胸倉を掴んだところで、周りの人たちに止められた。
――――しばらくして。
異様な雰囲気を醸し出した俺らが佐野さんと梨花ちゃんたちの元へ戻ると、二人は心配そうな顔をしていた。
何かあったんだろうと感じ取ったのかもしれない。