年下はキライですか?【完】



「佐野さん、明日から俺ら…会社で非難の目を向けられるかもしれません」


「…うん、そうだね」


「こわいですか?」


「ううん、怖くない。三十路をなめんなだし」


そう言って笑う彼女はとても強い。


「…とりあえず、今日どうしましょーか」


「うーん」


「…ミラコスタじゃないですけど。泊まれる場所ありますよ?」


「どこ??」


「俺んち」



その言葉に佐野さんはフッと笑って、「OK」と言った。







ミラコスタじゃないけど。

素敵なコース料理なんかもでないけど。

2人で美味しいご飯を作ろう。


そして狭いシングルベッドで抱き合おう。



それが俺らには似合ってる。














END……のはずでしたが。






*続きが書きたくなってしまったので次のページからちょっと付け足します。
続きを見てやっても良いよっていう心の優しい方はご覧になってみてください。


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