年下はキライですか?【完】
続編―その後―

ユメミゴゴチ




―――SIDE佐野あゆみ――




まさかまさか。



私、今宝くじ買ったら当たるんではなかろうか。


そのくらい、ツイテるかもしれない。


どうしよう、桐島くんが私の事をスキだって。

ドッキリとかじゃ…ないよね⁉︎



さっきまで、桐島くんと梨花ちゃんのツーショットを見たくないから早く夜にならないかななんて考えていたのに。



今桐島くんの手は、しっかりと私の右手を握ってくれている。



「……手つなぐの嫌ですか?」


「え!?」


「佐野さん、さっきから手ばっかり見てるから」


「ううん!違うのっ…」



ヤバイヤバイ、勘違いされるとこだった。


手つなぐの嫌なはずないやろ!


今まで何度夢に見てきたことか!


桐島くんとこうやって手を繋いで歩く夢を…





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