年下はキライですか?【完】
「……佐野さん。手に力入れすぎ…ちょっと痛いんですけど」
「うあ!っご、ごめん!」
興奮してたらつい力んでしまった。
ああーバカだ、嫌われないようにしなきゃ……
しょんぼりしてると隣で桐島くんがフッと笑った。
「可愛いですね」
どどどどどっきーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
そんなふにゃっとした笑顔見せないで。
きゅん死するではないか。
……てな感じで、うちらは電車に乗り、スーパーで買い物して桐島くんのアパートへ向かった。
バッグの中で携帯のバイブがしばらく鳴っていたけど………今は見たくない。
多分…光喜くんだ。
光喜くんには悪いけど……
今は誰にも邪魔されたくないのーーーーーん。