年下はキライですか?【完】
気まずそうにして、俺と目を合わせようとしない。
それもそのはず。
俺らはあの晩―――――――
ヤッてない。
電気を消す消さないで揉めた後、佐野さんは………
「あああ!」
突然叫び声を出した。
「なんすか急にっ…」
そして俺を押しのけて一人すっぽんぽんのまま自分のバッグを漁りだす。
……さっき電気消さないと恥ずかしいと言ってたやつがこんなに堂々と、しかもうんこ座りで自分のバッグ漁ってるとかって…
俺は吹き出しそうになるのを必死にこらえた。
「……佐野さん?なんなんですか?」
「…………桐島くんっあの…その…ゴ、ゴムある?」