年下はキライですか?【完】



「そういう問題じゃないの…結婚する前は絶対生でしないって決めてるんだから」



そう言って服を着始めた。



そんな風に言われたら何も言い返すことできないんですけど。


佐野さんはパパっと服に着替えてベッドにもぐりこんだ。



そして、


「……ごめんね」


と一言言って、背を向けられた。





マジで寝るの?


この状態で寝れるわけねーし!


なのに、しばらくすると佐野さんから寝息が聞こえてきて。


ちょっとムカついた。



腹も減ってるしやりてーし、イライラ倍増。




俺は仕方なく一人で鍋を全部食った。


そして、佐野さんの隣にそっともぐりこんで胸を触ろうとした。


しかし寝相の悪い佐野さんに顔を肘アタックされ、俺はベッドから転げ落ちた。



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