年下はキライですか?【完】
それに対して梨花ちゃんは上機嫌に笑っていたが、俺の顔は引きつっていた。
速水………
この事、佐野さんに言ったらぶっ殺す。
「あ!!私友達と約束してるからっまたね秀人くんっ」
「え、ちょっと!まだ話終わってねぇ……」
梨花ちゃんは俺の言葉をスルーして笑顔で去って行った。
「あはは、ホント可愛いですね、彼女さん」
速水が呑気に横でヘラヘラしててイラついた。
オマエが来たから話飛んだじゃねーーーーーかぁ!
今日でケリつけたかったのに。
あのままじゃ梨花ちゃんは俺とまだ付き合ってる気でいる。
てか、あのわけわかんねー自信はどっからきてんだよ…
その後、梨花ちゃんがいた席になぜか速水が座りだし、聞きもしてないのに、自分の今までの恋愛を話し始めたのだった。