年下はキライですか?【完】
「まぁね…私も告られた時は信じらんなかったけど」
「え!告られた!?あんたから告ったんじゃないんだ!?」
口をあんぐりと開けて、信じられないといった顔をした。
「ちょっと、さっきから失礼だし!私だって告られるもんっ」
「あっ…噂をすれば彼の登場よ」
美里が私の後ろを指さした。
振り返ると、桐島くんがトレイを持ってこちらに向かってくる。
「2人ともお疲れ様でーす。ここいーっすか?」
うちらが返事する前に、桐島くんはいそいそと私の隣の席に座った。
「どーぞどーぞ!ちょうど今桐島くんの話をしてたとこなんだぁ~」
美里がニヤニヤしながらこちらを見ている。