年下はキライですか?【完】


でも桐島くんは平然とした顔で天ぷらうどんをすすっている。


天ぷらうどん食ってる場合じゃないだろがっ…



私は一人であたふたしてしまっていた。




「秀人くん、さっき聞いたの…佐野さんと付き合い始めた事、みんなに言ったんだね………でも、私が昨日言った事覚えてる?あれ本気だから。本当に諦めないから…また私の元に戻ってきてくれるって信じてるから」





そ、そんな事言ったんだ………



梨花ちゃん、本気で桐島くんの事を…



目の前に座っている美里もハラハラしながらこちらを見ている。



その時、桐島くんは一気にうどんの汁を飲みほし、立ち上がった。




「俺はさ、誰に何を言われたっていいと思ったからみんなに暴露したんだよね。色んな覚悟を決めて佐野さんと付き合ったし。そんくらいこの人の事が好きなのよ」



ハッキリとした口調で梨花ちゃんに言った。


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