年下はキライですか?【完】



「さっき色んな覚悟を決めて佐野さんと付き合ったって言ったじゃん?俺、佐野さんとなら結婚したいって思ってるんですけど」


今度は私の方に向き直って言ってくる。



私は持っていた箸を床に落としてしまった。



「ま、マジで言ってんの?」


「てかさ、俺だってこの年になれば結婚も考えるし。遊びで付き合うんじゃないんだから」


そ、そりゃそうだろうけど…

桐島くんが結婚を視野に入れてくれていたとは。


なんだか驚きももの木なんですけど!!!



「……それで本当に後悔しないの?私を振った事、後悔しない?」



梨花ちゃんが半泣きで桐島くんを見上げ、それに対して桐島くんはコクリと頷いた。


こんな可愛い顔されても気持ちが揺るがない桐島くんって…本当に男なのだろうか。


いや、嬉しいんだけども。



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