年下はキライですか?【完】
アマイジカン
―――SIDE 桐島秀人―――
もしかしてだけど。
佐野さんって俺と結婚する気はなかった…とか?
そーだったら俺が言った事はかなり重荷になって、かなりメーワクな話になる。
だって、俺が結婚する気だって言った時の佐野さんのあの顔っっっ!
どう考えても喜んでるようには見えない。
オフィスに戻ると、速水がニヤニヤしながら近づいてきた。
要注意人物。
とりあえずこいつにだけは、知っててほしかった。
佐野さんは俺と付き合ってるんだってこと。
「桐島さぁん、あんな可愛い彼女さんと別れていたとは~昨日なんで言ってくれなかったんですか?」
「あの場で言っても面倒な事になると思ったからだよ。…つーか、さっそく昨日の事佐野さんに言ってんじゃねーよ!おかげで誤解されただろ」