年下はキライですか?【完】
「だってまさか二人が付き合ってるとは知りませんもんっ!」
「…まぁ…そーだけど。…だからさ、これから佐野さんにちょっかい出したりすんなよ?」
「ちょっかい?」
「お前も……その…佐野さんの事いいと思ってたんじゃねーの?」
すると速水が、『はぁ!?』と、少々オーバーなリアクションをした。
「確かに佐野さんいい人で好きですけどっ…」
「ほれ、やっぱ好きなんだろ」
「いや…その好きじゃなくて。…つーか!オレ結婚してますしッ!!!」
「へぇ、結婚……………けっこんっ!?」
俺までもがオーバーなリアクションをとってしまった。
速水はスマホをいじって俺に見せてきた。
そこには2歳くらいの可愛い女の子が写っていて。