年下はキライですか?【完】
『昨日楽しかったなと思って。今度また遊んでくれる?』
光喜くんの言葉が信じられなくて、私はもう一度聞き返してしまった。
ありえない。
この私ともう一回遊ぶだと!?
この子は正気か⁉︎それとも誰かに脅されているのか⁉︎
『週末空いてる?ごはんでも行かない?』
「あ、あいてるあいてる!バンバンあいてる!!」
『ハハハ…あゆみさんのそういうとこいいよね。変にノリがいい』
「あはは…ありがと…」
これは喜んでいいものなのかわからん。
とりあえず、光喜くんと週末の約束をして電話を切った。
受話器を持つ手が少し震えている。
だって予想外のお誘い。
光喜くんって…変わった趣味してんのかな。
わざわざ仕事終わった時間に電話をくれるなんて。
まさか、本当に私のこと気に入ってる…とか?
こーいうの久々でかなり嬉しいのだが。