年下はキライですか?【完】
すると、光喜くんがとんでもないことを提案した。
「せっかくだし四人で飲むか!」
え‼︎
どうしよ…すげーやだ。
だけど、梨花ちゃんはそれに笑顔で賛成していた。
桐島くんだって絶対嫌だと思ってるはずだけどねぇ…
チラッと桐島くんを見たけど、彼の顔は笑顔のまま。
ここで私がイヤだなんて言って、雰囲気をぶち壊すなんてできるはずもなく、私達は4人で飲むことになった。
私と光喜くんが横に並んで座り、私の目の前に桐島くんが座った。
「まさかお兄ちゃんと佐野さんがねぇ」
「先週飲み会で知り合ったんだよ」
「飲み会って合コン?」
梨花ちゃんの言葉に顔を上げる。
そこ突っ込まなくていーだろ、飲み会でいいだろ!