年下はキライですか?【完】
でもそっから桐島くんはなんかちょっと機嫌がよくなって、どんどん酒と食べ物を追加していった。
結局、桐島くんはただ私を飲みに誘ってくれただけで特に裏はないようだ。
「佐野さん、まだ若いんですから!そんな急がなくてもイイ人現れますよ」
「…だといいけどねぇ、中々出会いがないよ。お見合いパーティとか行ってみようかな」
「ダメダメ、あんなのはろくな人来ませんって」
ああーじゃあ私はどうやって相手を見つければいいのさ。
このままじゃ、一生独身になっちまう。
桐島くんとの会話は全然気を遣わないし、楽しかった。
会社の愚痴もお互いすらすら言えちゃう。
そんだけ、信頼関係が厚いんだと思う。
桐島くんの笑った顔…好きだな。
目がふにゃってなるの。可愛い。