年下はキライですか?【完】


「ぃいいいいってぇええええ!」



オフィスにコダマする桐島くんの声。


皆が一斉に振り向く。



「た、楽しいことってなによ!?」




ま、まさか。



桐島くんと共に一夜を過ごしたって―の!?




それなら…










なんで覚えてないのヨォオオオおおおおおおおおおおおおおおおお




あたしのアホォおおおおおおおおおお






「ぶっ…」



桐島君が私の顔を見て吹き出している。




「目…血走っててこえぇえ…」



「へっ!?」



「…冗談ですよ、佐野さん寝ちゃったからタクシーに乗せて帰ったんです」



「ね、寝た!?」



「タクシーまで運ぶの、すげー大変だったんですよ?」



…なんてこったー。



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