年下はキライですか?【完】
泥酔になった私を、桐島くんがかついでくれたんだろうか。
「ごめん…」
「ふッ…気にしないでください」
「今度なんか奢るから…」
「いいですよ別に…もうお礼はもらったんで」
「え?」
「…いや。昨日楽しかったんで!」
そう言って笑ってくれたから、ほっとした。
幻滅してないみたいで良かった…
情けない。自分が情けなさすぎる!!
もしこれが梨花ちゃんみたいな子だったら、可愛く酔っぱらって…
そんで、桐島くんもきゅーーーんときたりして。
お持ち帰りしちゃうんだろうけど。
相手が私じゃ、そんな気も起きないってわけか。
そうよね、私ってばまた勘違いするところだった。
虚しさいっぱい背負って、私は自分の席に座った。