魔法少女は天然ちゃん?



「それでは試合開始!!」

アナウンスがなった


大翔はどんな魔法使うんだろう
とりあえずは所持系でいけるよね?
能力系使うと殺しちゃうかもだし…



シュンっ!!
次の瞬間あたしの手には魔法剣が握られていた

何もない空間から出したけど
これも一応所持系なんだ♪


簡単に説明すると
別空間にストックしてある魔法剣を呼び出すって原理なの!!

まぁ魔法剣は剣の腕がなかったら意味がないんだけどね(笑)


「お前、魔法剣でくる気か!?
それで俺に勝てると思ってるのか?」

大翔が呆れながら聞いてくる


「もちろん!
たかが魔法剣ってなめないでよね?」


あたしはにっこり返す


「まぁいいさ
何もしないなら俺からいくぜ?」

そう言って大翔が印を結んだ瞬間…


あたしの目の前に炎が迫ってきた


「これくらい余裕よ!!」


あたしは空高くジャンプしてかわした


「な…っ!!
あれが人間のジャンプ力か!?
ありえねーだろ!!」

観客席から声があがる


「あたしが所持系魔法しか使わないと思ったら大間違いだよ?大翔」


そう言って一気に距離をつめる


「ち…っ」


大翔はぎりぎりで剣をかわす

そして炎の矢をあたしに向けて放った



あたしはそれを全部切った

そして距離をつめ…


「あぶない!!大翔様!!」


大翔の首に剣を突きつけた


「大翔、どぉ?降参する?」

剣を突きつけたまま聞いた


「あぁ、完敗だぜ。
強いんだな、牡丹って。」



その言葉を聞いて
「五十嵐大翔くんが負けを認めたーっ!!
よってこの勝負
神崎牡丹さんの勝ち!!」

アナウンスが鳴り響いた




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