魔法少女は天然ちゃん?



「あたしは神崎家の者だよ」


まってまって、4大貴族の子供ならあたし見たことあるよね!?絶対!!

パーティーなんて普段めったにでないけど…

なんで忘れてたんだよー!
あたしのバカバカバカ!

1人で葛藤していると…


「え、まさかとは思うけど…
あの神崎とは言わないわよね?」

零が焦りながら聞いてきた

「ほぇ?」

話をまったく聞いてなかったあたしは
変な返事をしてしまった

「ほぇ?じゃなくて
お前の家…
もしかしてあの“神崎”なのかって聞いてるんだよ」

大翔までもが焦りながら聞いてくる

え、まってまって
何で知ってるの!?
やばいよね!?これ確実にやばいよね!?
どうやって誤魔化す!?
お父様へるぷー泣


「牡丹ってやっぱりあの神崎だったの!?」

「え、なんでバレちゃったの!?」


あたしは零の言葉に焦って聞き返す

あ!!やばい!!
今のあたしの返事って肯定してるようなものじゃない!!

やばいやばいってどーしよ!!


「牡丹…
さっきからお前全部口に出てる…」

大翔が呆れながら言ってきた


「うそぉぉぉぉぉ!!!!」


あたしの叫び声がこだましたのは言うまでもない


< 26 / 74 >

この作品をシェア

pagetop