魔法少女は天然ちゃん?


「牡丹?
ちゃーんと説明してもらえるわよね?
さっきの試験とあなたの家について…」

あたしにとびきりの笑顔で言ってきた零…

いや、訂正しよう。
とびきりの笑顔という名の
有無を言わせない笑顔です。はい。

うしろに般若見えちゃってるよ?

これあたし言わないと殺される…


「うぅ゛…
わ、わかったよ。
ちゃんと話すね。」


3人の家庭は良い貴族で有名だもん
きっと黙っててくれる

そう思いあたしは話し始めた


「あたしは4大貴族の神崎家の1人娘
うちの家が魔物討伐で有名なのは知ってるよね??
あたしは今回、魔物討伐の依頼でこの学校に入学してきたの。

そしてさっきの魔法
あれは身体能力を一気にあげる魔法で古代魔法なの。
もうこの魔法を使えるのはあたししかいないんだ
変身魔法の系統と似てるかな?
基本あたしは所持系魔法とさっきの身体能力を一気にあげる魔法しか使わないよ」


そう、あたしはあまり能力系魔法は使えないんだ…。
魔力はある
でも使えないんだよね…


「そっか!
話してくれてありがと!牡丹!
改めて今日からよろしくね♪」


話を聞き終わった零が笑顔で言った


黙ってたのに許してくれるんだ…
ありがとう…




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