魔法少女は天然ちゃん?
魔物討伐任務開始!
入学から1週間
やっとあたしの生活は落ち着いてきました!
なんにしろ、あの大翔とのバトル以来
いろんな人に聞かれまくって忙しかったんだよね(^^;)
なかなか本来の目的である魔物討伐にも回れなくて、やっと今日からできそうなの!
って言っても危ないから決行するのは夜中の誰もいない学校
周りの人間を巻き込んだら大変だからね!
「みんな、今からちょっと出かけるけど
朝には帰ってくるから鍵開けといてくれる?」
あたしはリビングでくつろいでいた3人に言った
「魔物討伐か?
それなら俺も一緒に…」
大翔が心配そうに言ってきたのであたしは首を振りながら続けた
「ううん、大丈夫。
これは神崎であるあたしの仕事
まだ調査も進んでないし、今日魔物が出るなんて限らないから大丈夫だよ!
それにみんなを巻き込むわけにはいかないから…」
あの時みたいなことにはもう二度となっちゃいけない…
目の前で大切な人が傷つくのは二度とごめんだ
あたしはまだまだ弱い…
もっともっと強くならなきゃ…
あたしは自然と拳を握っていた
すると零があたしの手をつかんで言った
「牡丹、危ないと思ったらすぐにあたしたちを呼んで?
大翔と戦って分かったでしょ?
あたしたちは確かに牡丹には及ばない
だけどあたしたちも4大貴族の子供なのよ?
少しくらいは戦えるわ」
零…
ありがとう…
そしてあたしは夜の学校へと行った
あ、もちろん許可はあるよ?笑
理事長からの依頼だからね!